スマートフォンの機種の一つであるandroidは、広く普及しつつある。スマートフォンの利便性を支えているのがアプリの存在であり、大きなニーズが市場に存在する。そのため、これから情報技術分野で大きなビジネスの可能性が、そこにはある。

このスマートフォン用ソフトウェアの開発について、取り組んで見る価値は大きい。android向け開発で重要であるのは、スマートフォンの機器の特性を知ることである。従来のパソコンなどの情報機器の開発テクニックの多くを、スマートフォンでの開発にも応用は可能ではある。しかし、情報機器の性能やインターフェースが異なれば、その違いに適応する必要がある。

androidアプリでは、機器の情報処理能力に合わせた負荷内で設計を行う必要がある。情報処理に負担がかかると、スマートフォンの電力消費量が上がるため、ユーザーにとってのマイナス要因となる。省電力化やバッテリーの大容量化が進んでいるとはいえ、家庭用電源を確保できるパソコンとは設計思想が異なる。そのため、スマートフォンのソフトウェアを設計する上では、携帯型の情報端末で使用することを心がけておかなければならない。

また、スマートフォンのアプリでは、通信機能を利用するものが多い。このソフトウェアの開発では、ネットワーク技術をカバーすることもまた重要なポイントである。通信機能を活かしたソフトウェアが、ユーザーからの人気を集める傾向にある。